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母の日。感謝の日。
2013-05-12 Sun 09:13
私の生母は、激動の人生を歩んだ。母は激しさの塊であったが、私には慈愛の母であったが、私は母の紡ぎ出す激しさに怯えていた。どこかで母と対峙することを恐れていたと思う。

19歳の春。
高校の同級生が妊娠し、実家からバックひとつで家出をし彼と小さなアパートで暮らしていると連絡が入った。
その電話を横で聞いていた母は受話器を奪い「すぐにタクシーで来なさい!」同級生は母の勢いに恐れをなして、大きなお腹を抱えてやってきた。
...
母は、電話を切ると、俄然張り切り出し、テキパキと出掛けたり、電話で何かを注文していた。

小一時間もすると友人が我が家にやってきた。

母は満面の笑顔で「しっかりお母さんになりなさい。赤ちゃんが産まれたら、お母さんの事が分かるから。」と友人に言ったと思ったら、あっという間にタクシーを呼び、その運転手さんに「トランクを開けて下さい。そしてこのお嬢さんをアパートまで大切に連れて行ってあげて下さい。それからトランクの荷物を降ろして、部屋まで運んでやって下さい!お願いしましたよ。」と言い白い封筒を渡していた。

トランクの中にはお米やら野菜やら沢山の保存食が次々に積み込まれた。
呆然としている私と友人に母は「私も駆け落ちしたからね。ハハハ!」と豪快に笑い。
「あの時、お米を頂いた方にお礼を言ったら、何時か他の人に同じ事が出来るような人生を!って言われたらからね。やっと出来るよ!ありがとうね。はるみちゃん」と・・・・

その友人は高校時代に色々な問題を起こしていて、母も正直私が付き合う事に苦い顔をしていた友人だった。

私は、友人が帰った後に、恐る恐る母に「はるみの事嫌いっていってたじゃん?」と聞いてみた。

母は「子どもを産み育てるのは、ひと様から色々なことを頂き、感謝することなんだよ。親が子供に教えなきゃいけないことは感謝の心なの。これからお母さんになるんだからさ!」
「行いだけで、人を決めるなんて出来る訳がない。自分にしてして頂いたことは見返りを求めずに行う。ただそれだけ。」

その時、母の行った事。言った事は私には何一つ理解出来ていなかった。

あの時の母の年齢を遥かに超えた、今の私は母のような丹力を持てていない。
ちっぽけな人間。でもあの母の娘。

母は越えられない。母は誰のものでもなく。私の母。お母さん。産んでくれたありがとう。
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